こんにちは、未経験パパの少年野球サバイバル術のkeiです。
私の息子と娘は、土日祝日になると少年野球に夢中です。平日も学校が終わってから練習に参加するなど、野球中心の毎日を送っています。
子どもたちが一生懸命ボールを追いかける姿を見るのは、親として本当にうれしいものです。試合で成長した姿を見ると、こちらまで胸が熱くなります。
ただ、野球未経験の私が驚いたのは、少年野球は子どもだけでなく、家族の生活にも大きく関わる習い事だということ。
週末の送迎や大会準備、お茶当番、ユニフォームの洗濯、用具代など、入団する前には想像していなかった仕事が次々と出てきます。
実際にインターネットで少年野球について調べると、「親が大変」「夫婦喧嘩」「家庭崩壊」といった言葉まで見かけます。
もちろん、少年野球を始めたからといって家庭が崩壊するわけではありません。しかし、野球への熱意と家族の負担が釣り合わなくなれば、夫婦関係や親子関係に悪影響が出る可能性はあります。
この記事では、少年野球によって家庭内のトラブルが起きる理由と、家族みんなが無理なく野球を楽しむための具体的な方法を紹介します。
- 少年野球が家庭崩壊につながるといわれる理由
- お茶当番や送迎など保護者にかかる負担
- 夫婦喧嘩や兄弟姉妹への影響を減らす方法
- 家庭を優先しながら少年野球を続ける7つの対策
少年野球で家庭崩壊が起こる原因
少年野球で家庭崩壊が心配される背景には、保護者の時間的な負担や金銭的な出費、夫婦間の温度差など、さまざまな問題があります。
特に注意したいのが、誰か一人の野球への熱意によって、ほかの家族の生活が犠牲になってしまうことです。
少年野球そのものが悪いわけではありません。問題は、家族が納得できないまま負担が積み重なってしまう点にあると私は考えています。
まずは、どのような状況で家庭内のトラブルが起こりやすいのか見ていきましょう。

土日祝日が野球中心になる
少年野球で親が最初に戸惑いやすいのは、土日祝日のほとんどが練習や試合で埋まってしまうことです。
私自身、息子が少年野球を始めたとき、練習日の多さには本当に驚きました。
ほかの習い事なら週に1〜2回、1回あたり1時間程度で終わるものもあります。しかし、少年野球では土曜日と日曜日の両方に活動が入り、朝から夕方までグラウンドにいるチームもあります。
試合があれば早朝集合になることも珍しくありません。大会が続く時期には、家族で遠出する予定を立てるのも難しくなります。
例えば、次のような状況です。
- 家族旅行を計画しても大会と日程が重なる
- 土日に買い物や外出する時間がなくなる
- 親の休日が送迎と試合観戦だけで終わる
- 祖父母や親戚との予定を合わせにくくなる
子どもが野球を楽しんでいるなら、親として応援したくなる気持ちはよくわかります。
ただし、家族全員が同じくらい野球を優先したいとは限りません。
野球を頑張りたい子どもと、休日は家族で過ごしたい配偶者。この考え方の違いを放置すると、少しずつ不満が生まれてしまいます。
大切なのは、野球の予定だけで休日のすべてを決めないことです。
お茶当番や車出しが大変
少年野球がほかの習い事と大きく違うのは、保護者がチーム運営に関わる機会の多さです。
私の子どもたちが取り組む少年野球でも、大会の準備や送迎など、保護者が関わる場面があります。
チームによって異なりますが、一般的には次のような役割があります。
| 保護者の役割 | 主な内容 |
|---|---|
| お茶当番 | 飲み物の準備や補充、休憩時のサポート |
| 車出し | 試合会場への選手の送迎や荷物の運搬 |
| グラウンド整備 | 練習前後の準備や片付け |
| 大会運営 | 受付、会場設営、審判補助など |
| 父母会の活動 | 連絡調整、会計、行事の準備など |
こうした活動は、子どもたちが安全に野球を楽しむために必要な場合もあります。
一方、共働き家庭や小さな子どもがいる家庭にとっては、簡単に引き受けられる仕事ばかりではありません。
例えば、土曜日にお茶当番、日曜日に遠征の車出しがあれば、保護者は週末のほとんどをチームに費やすことになります。
さらに、当番を休む際に代わりの人を探さなければならないチームでは、精神的な負担も大きくなりがちです。
ただし、お茶当番や車出しは、すべての少年野球チームで義務になっているわけではありません。
当番を設けないチームや、各家庭の事情に応じて協力できる範囲を決めているチームもあります。
そのため、負担が大きい場合は「少年野球だから仕方がない」と諦めず、チームの運営方法を見直す余地がないか考えたいところです。
父親だけが野球に夢中になる
少年野球による夫婦喧嘩の原因として考えられるのが、父親と母親の野球に対する温度差です。
少年野球のグラウンドには、子ども以上に熱心なのではと思うくらい、野球に情熱を注いでいるお父さんもいます。
私は野球未経験ですが、その気持ちはよくわかります。
一生懸命に練習する子どもたちを見ていると、もっと上達してほしい、次の試合で活躍してほしいと自然に思うものです。
ただ、父親が野球に夢中になりすぎると、家庭内で次のようなすれ違いが起こる可能性があります。
- 父親が週末のほとんどをグラウンドで過ごす
- 家庭の予定より野球の予定を優先する
- 家事や下の子の世話を配偶者に任せてしまう
- 子どもの試合結果によって機嫌が変わる
もちろん、父親ではなく母親が野球に熱中する家庭でも、同じ問題は起こり得ます。
ここで大切なのは、野球への情熱を否定することではありません。
子どもを応援する気持ちと、家族全員の生活を大切にすることは両立できるはずです。
野球が好きだからこそ、グラウンドにいない家族の気持ちにも目を向けたいですね。
母親に家事や連絡が偏る
少年野球の負担は、グラウンドにいる時間だけではありません。
帰宅後のユニフォームの洗濯、翌日の弁当作り、持ち物の確認、チームから届く連絡への対応など、家庭内で発生する仕事もあります。
特に泥だらけになった野球のユニフォームは、普通の洗濯物と同じようにはいかないことも多いですよね。
泥を落としてから洗濯し、乾燥させて、翌日の試合に間に合わせる。これが毎週続けば、負担になるのは当然です。
例えば、父親が子どもの練習に付き添っている間、母親が家事や兄弟姉妹の世話をすべて担当する家庭も考えられます。
反対に、母親が当番や送迎を引き受け、父親がチームの連絡にも関わらないケースもあるでしょう。
どちらの場合も、一人に仕事が集中している状態は長続きしにくいものです。
家事や送迎の分担は、単純に作業時間だけで決められるものではありません。仕事の勤務時間や体力、ほかの家族の世話なども関係します。
だからこそ、誰が何を担当しているのか、お互いに把握しておく必要があります。
◆keiのワンポイントアドバイス
野球未経験の私でも、ユニフォームの洗濯や荷物の準備、送迎ならできます。野球の技術を教えられなくても、親としてできることはたくさんありますよ。
兄弟姉妹との時間が減る
少年野球をしている子どもがいる家庭では、兄弟姉妹への影響も忘れてはいけません。
例えば、上の子が少年野球に所属している場合、週末は家族全員で試合会場へ出かけることもあるでしょう。
野球が好きな兄弟姉妹なら、それも楽しい時間になるかもしれません。
しかし、野球に興味がない子どもにとっては、長時間グラウンドで待つことが負担になる場合があります。
真夏の暑い日や冬の寒い日に、何時間も試合が終わるのを待つのは大人でも大変です。
また、野球をしている子どもの予定ばかり優先すると、ほかの子どもが自分の希望を言い出しにくくなる可能性もあります。
「お兄ちゃんの野球だから仕方ない」
「今週も野球で遊びに行けない」
そんな気持ちが積み重なるのは避けたいところです。
私の家庭にも息子と娘がいるので、それぞれの子どもが何を楽しみにしているのか、親がきちんと向き合うことは大切だと感じています。
家族の中で野球をする子どもだけが特別な存在にならないようにしたいですね。

用具代や遠征費が家計を圧迫
少年野球で家庭の負担になりやすいのが、お金の問題です。
野球にはグローブ、バット、スパイク、ユニフォームなど、さまざまな道具が必要になります。
さらに、月会費や大会参加費、遠征時の交通費なども発生します。
学童軟式野球の場合、一般的な費用の目安は次のとおりです。
| 費用項目 | 概算の目安 |
|---|---|
| 入団金 | 無料〜10,000円程度 |
| 月会費 | 1,000〜7,000円程度 |
| グローブ | 7,000〜25,000円程度 |
| バット | 5,000〜45,000円以上 |
| ユニフォーム一式 | 10,000〜30,000円程度 |
| 遠征・合宿 | 年間数千円〜数万円以上 |
※金額は2026年前後の学童軟式野球における一般的な概算です。地域やチーム、用品のブランド、遠征回数によって大きく異なります。
例えば、月会費が3,000円なら年間36,000円。そこに道具代や交通費などが加わります。
兄弟姉妹がそれぞれ野球をしている家庭では、さらに出費が増えることも考えられます。
特に気をつけたいのが、高価な野球用品の購入です。
少年野球のバットには数万円するモデルもありますが、高額なものを購入したからといって、必ず打撃が上達するわけではありません。
最初から高価な商品を揃えるのではなく、子どもの体格に合った少年野球用グローブや、無理なく振れるバットを選ぶことが大切です。
また、バットやヘルメットをチームが貸し出している場合もあります。購入前に共有用具の有無を確認すると、無駄な出費を防げます。
親同士の人間関係がストレス
少年野球では、子どもだけでなく保護者同士の付き合いも生まれます。
大会の応援や送迎、父母会の活動などを通じて、ほかの保護者と顔を合わせる機会は少なくありません。
気の合う保護者が見つかれば、子育ての相談ができたり、試合の喜びを共有できたりします。
一方で、保護者同士の考え方が合わないと、人間関係が負担になることもあります。
例えば、次のような場面です。
- 当番や役員の負担に不公平感がある
- 試合の出場機会をめぐって不満が出る
- 保護者同士で派閥のような関係ができる
- 大会後の飲み会への参加を断りにくい
- チームの連絡が休日や夜間にも続く
私自身、親同士の大会後の飲み会に参加した方がよいのか、少年野球ならではの付き合い方に戸惑うことがあります。
もちろん、保護者同士の交流には良い面もあります。
ただ、飲み会や私的な集まりまで、必ず参加しなければならないわけではありません。
仕事や家庭の予定を優先する日があってもよいはずです。
チームへの協力と、保護者同士の私生活上の付き合いは別のものとして考えたいですね。
子どもが野球を嫌いになる
家庭の問題だけでなく、少年野球をしている子ども本人にも目を向ける必要があります。
親が野球に熱中しすぎると、いつの間にか子どもが自分の意思で楽しめなくなる可能性があります。
例えば、試合でエラーをした子どもに対して、帰りの車で長時間説教してしまうケースです。
「なんであのボールが捕れないんだ」
「もっと練習しないから打てないんだ」
親は上達してほしい一心でも、子どもにとっては大きなプレッシャーになることがあります。
また、子どもが疲れているのに、平日の自主練習を強制することも避けたいところです。
日本スポーツ協会は、子どものスポーツ活動について、自主的・自発的であり、心身に無理なく取り組めることを大切にしています。
(出典:日本スポーツ協会「スポーツを通じて、社会のルールを学び思いやりのこころを育む」)
そもそも、少年野球の主役は親ではなく子どもです。
子どもが楽しく野球を続けられることを、一番大切にしたいと私は思います。
家庭崩壊の危険なサイン
少年野球による負担は、ある日突然大きな問題になるとは限りません。
小さな不満が積み重なり、夫婦や親子の会話が減ってしまう場合もあります。
例えば、次のような状況が続いているなら、一度家族で話す時間を設けた方がよいかもしれません。
家庭内で注意したい変化
- 野球の予定をめぐって夫婦喧嘩が増えた
- 片方の親だけが家事や送迎を負担している
- 兄弟姉妹が休日の過ごし方に不満を持っている
- 用具代や遠征費が家計を圧迫している
- 子どもが練習へ行くのを嫌がるようになった
- 家族の会話が野球のことばかりになっている
これらに当てはまったからといって、必ず家庭が崩壊するわけではありません。
しかし、誰かが我慢を続けている可能性はあります。
特に、子どもが「野球を辞めたい」と言い出したときは、頭ごなしに否定しないことが大切です。
練習がつらいのか、指導者が怖いのか、友達との関係に問題があるのか。理由によって必要な対応は変わります。
また、家庭内で暴力や威圧的な言動が起きている場合は、野球を続けるかどうか以前に、本人と家族の安全を優先してください。
家族の誰かが限界を感じているなら、その気持ちを軽く扱わないようにしたいですね。
少年野球で家庭崩壊を防ぐ方法
少年野球による家庭内のトラブルを防ぐには、子どもの野球を応援しながらも、家族全員が納得できる生活を目指すことが大切です。
野球を頑張ることと、家庭を犠牲にすることは同じではありません。
私自身、野球未経験の親だからこそ、チームの活動にすべてを合わせるのではなく、自分たちの家庭に合った関わり方を考えたいと思っています。
ここからは、家庭崩壊を防ぐために取り入れたい7つの対策を紹介します。
夫婦で野球の優先順位を決める
最初に取り組みたいのが、夫婦で少年野球の優先順位を話し合うことです。
同じ子どもを応援していても、野球に対する考え方がまったく同じとは限りません。
例えば、父親は「試合にはできるだけ出場させたい」と考えていても、母親は「月に1回くらいは家族で出かけたい」と思っているかもしれません。
どちらかが一方的に決めるのではなく、お互いの希望を聞くことが大切です。
話し合う内容は、難しいものでなくても構いません。
- 練習や試合をどこまで優先するか
- 家族旅行や学校行事が重なったときの対応
- 送迎や当番をどのように分担するか
- 野球に使える年間予算はいくらか
- 子どもが休みたいと言った場合の対応
特におすすめなのが、野球に参加できない日をあらかじめ夫婦で共有しておくことです。
大会の直前になって予定が重なると、家庭でもチームでも調整が難しくなります。
年間行事がわかった段階で家族の予定も確認すれば、無理な参加を減らしやすくなるでしょう。
送迎や当番の負担を分担する
少年野球の送迎や当番が大変な場合は、家庭内で仕事を分担する方法を考えてみましょう。
例えば、父親が土曜日の送迎を担当し、母親が日曜日の持ち物準備を担当する方法もあります。
共働きで休日が異なる場合は、曜日ではなく、その週に対応できる人が担当してもよいでしょう。
大切なのは、特定の人がすべてを引き受けないことです。
また、家庭内だけで対応できない場合は、チームに相談する方法もあります。
送迎を分担できる家庭があるか、当番を交代できるかなど、運営方法によっては負担を減らせるかもしれません。
ただし、ほかの保護者に送迎をお願いする場合は、安全面への配慮も必要です。
運転する人の同意や緊急連絡先、車の乗車定員、子どもの安全な乗車方法などを確認しておきたいところです。
また、送迎をお願いすることが当たり前にならないよう、お互いに感謝の気持ちを持って協力することも欠かせません。
負担を減らすための考え方
「全員が同じ回数だけ参加すること」だけにこだわらず、仕事や育児など各家庭の事情を踏まえ、無理のない協力方法を考えることが大切です。
家族の休日を先に確保する
少年野球を続けながら家族の時間を守るには、野球以外の予定も大切にする必要があります。
例えば、月に1回は家族で過ごす日を設ける方法です。
その日は買い物に行ってもよいですし、家でゆっくり過ごしても構いません。
野球をしていない兄弟姉妹の希望を聞いて、行きたい場所に出かけるのもよいでしょう。
大会日程によって毎月同じように休むのが難しい場合は、シーズンの区切りに家族旅行を計画する方法もあります。
また、野球がある日でも、練習後の時間を使って家族で食事を楽しむことはできます。
少年野球に熱心な親ほど、試合に出られる機会を逃したくないと感じるかもしれません。
しかし、小学生の時期は野球だけがすべてではありません。
学校の友達と遊んだり、家族で旅行したり、ほかのスポーツに触れたりする経験も、子どもにとって大切な時間です。
少年野球を休む日があることと、野球へのやる気がないことは別問題だと思います。
家族全員にとって無理のない休日の過ごし方を見つけたいですね。
野球用品の購入予算を決める
少年野球の出費を抑えるには、入団時から用具の購入予算を決めておく方法がおすすめです。
グローブやバットは価格帯が幅広く、高価な商品を見ると、つい子どもに買ってあげたくなることもあります。
ただ、子どもは成長とともに体格が変わります。今はぴったりの道具でも、数年後には買い替えが必要になるかもしれません。
そのため、最初から高額な道具を購入する必要はありません。
グローブなら、手の大きさに合っていて、子ども自身が開閉しやすいものを選ぶことが大切です。
バットも同様で、子どもが無理なく振り切れる少年野球用バットを選びたいところです。
また、バットには大会ごとの用具規定があるため、使える種類を確認してから購入しましょう。

さらに、チームの共有用品や譲り受けられる道具を活用する方法もあります。
ただし、中古のヘルメットなど安全性に関わる用品については、傷や劣化、使用状況がわからないものを安易に使用しないよう注意が必要です。
家計への負担を減らすには、野球用品だけでなく、遠征費や交通費も含めて年間予算を考えることが重要です。
年間予算を考える例
月会費3,000円なら年間36,000円です。これに用具代20,000円、交通費や大会関連費20,000円を加えると、年間76,000円になります。
これは計算例であり、実際の費用はチームによって異なります。大切なのは、月会費以外の出費も見込んでおくことです。
平日の自主練習を無理に増やさない
子どもに野球が上達してほしいと思うと、平日も自主練習をさせたくなるかもしれません。
私自身、野球経験がないので、子どもの練習にどのように付き合えばよいのか迷うことがあります。
ただ、平日まで毎日練習を詰め込む必要はないと考えています。
少年野球では、土日祝日に練習や試合が入ることがあります。そこに平日の自主練習を加えると、子どもの休養時間が減ってしまう可能性があるからです。
全日本軟式野球連盟が掲載している日本臨床スポーツ医学会の障害予防指針では、小学生の練習は週3日以内、1日2時間以内とすることが勧められています。
また、小学生の全力投球については、1日50球以内、試合を含めて週200球以内という医学的な目安が示されています。
(出典:全日本軟式野球連盟「競技運営に関する連盟特別規則・注意事項等」内の野球障害予防指針)
これらは大会で定められる投球数の上限とは異なり、子どもの健康を守るための推奨です。球数を守れば必ず安全という意味でもありません。
そのため、平日の練習を考える際は、チーム活動の量や試合での疲労も踏まえることが大切になります。
例えば、十分な休養を取れた日に、本人が希望して短時間の素振りやボール遊びをするのも一つの方法です。
一方、肩や肘に痛みがある場合や疲れが抜けていない場合は、練習を休ませる必要があります。
上達のために練習時間を増やすことより、子どもが元気に野球を続けられることを優先したいですね。
親同士の付き合いに線引きをする
少年野球を長く続けるためには、保護者同士の人間関係でも無理をしないことが大切です。
チームのために協力することと、すべての集まりに参加することは同じではありません。
例えば、大会後の飲み会に誘われても、家庭の予定があれば断って問題ないはずです。
また、保護者同士の会話で、ほかの子どもの出場機会や指導者への不満が話題になることもあるでしょう。
そのような場合、無理に話を合わせる必要はありません。
子どもたちが安心して野球を続けられるように、特定の選手や家庭を悪く言う話題からは距離を置きたいところです。
一方で、チーム運営に関わる必要な連絡や協力まで避けてしまうと、周囲に負担がかかることもあります。
そのため、参加が必要な活動と、任意の交流を分けて考えるのがおすすめです。
私としては、保護者全員と親しくなることよりも、子どものために必要な協力ができる関係を築くことが大切だと思います。
無理のない距離感を保つことで、少年野球を楽しみやすくなるかもしれません。
無理なら休部や移籍を考える
ここまで紹介した方法を試しても、家庭への負担が改善しない場合は、今のチームで活動を続けるべきか考える必要があります。
少年野球の活動方針や保護者の役割は、チームによって大きく異なります。
例えば、土日とも終日練習するチームもあれば、活動日を限定しているチームもあります。
保護者当番が多いチームもあれば、当番を設けていないチームもあるでしょう。
そのため、現在のチームが家庭の生活に合わないからといって、少年野球そのものを諦める必要はありません。
まずは、次のような方法を検討してみましょう。
- チームに家庭の事情を説明して参加方法を相談する
- 一定期間休部して家族の生活を見直す
- 活動日や当番の少ないチームへの移籍を考える
- 野球スクールなど別の活動方法を検討する
特に、野球スクールは技術指導を中心とした活動形態もあり、地域のクラブチームとは保護者の関わり方が異なる場合があります。
ただし、スクールによって月謝や練習回数、参加条件が違うため、必ず負担が少ないとは限りません。
移籍や退団を考える場合は、子どもの気持ちも丁寧に聞いてあげたいところです。
仲の良い友達と離れたくない子もいれば、新しい環境で野球を続けたい子もいるでしょう。
家庭の事情だけで一方的に決めず、子どもと一緒に考えることが大切です。
◆keiのワンポイントアドバイス
少年野球は、小学生の限られた期間だけの活動です。だからこそ楽しんでほしいですが、家族の誰かが我慢し続けてまで頑張る必要はないと思っています。子どもと家族の両方が笑顔でいられる環境を選びたいですね。
少年野球と家庭崩壊のよくある質問(FAQ)
最後に、少年野球による家庭への影響について、保護者が気になりやすい質問に回答します。
Q1. 少年野球で家庭崩壊することはありますか?
A. 少年野球そのものが家庭崩壊を引き起こすとは限りません。しかし、送迎や当番、金銭的な出費、夫婦間の考え方の違いなどが重なると、家庭内のトラブルにつながる可能性があります。
特に、家族の誰かが負担を抱え込み続ける状況には注意が必要です。野球を続けることだけを優先せず、夫婦や子どもと日頃から話し合うことが大切だと思います。
Q2. 少年野球で夫婦喧嘩が増えたらどうすればいいですか?
A. まずは、何が負担になっているのかを具体的に話し合うことが大切です。
例えば、送迎の回数、休日の使い方、野球用品の出費など、原因を一つずつ確認してみましょう。そのうえで、家事や当番の分担、野球を休む日の設定など、改善できることから取り組むのがおすすめです。
一度の話し合いで解決しなくても、継続してお互いの気持ちを確認することが大切だと考えています。
Q3. 少年野球の親の当番は断ってもいいですか?
A. 当番のルールはチームによって異なるため、一律には言えません。
ただし、仕事や育児、家庭の事情で参加できないことはあります。対応が難しい場合は、早めに運営担当者へ相談してみましょう。
当番の交代や担当回数の調整など、別の方法を考えられる場合もあります。無理をして引き受けるより、できる範囲を正直に伝えることが大切です。
Q4. 親の負担が少ない少年野球チームはありますか?
A. 保護者当番が少ないチームや、送迎を各家庭で行うチームなど、運営方法はさまざまです。
また、野球スクールのように、保護者の運営参加が比較的少ない活動形態もあります。
チーム見学では練習内容だけでなく、活動日数、当番の頻度、送迎のルール、年間費用なども確認しておくと、入団後の負担を想像しやすくなります。
Q5. 子どもが少年野球を辞めたいと言ったらどうすればいいですか?
A. まずは、辞めたい理由を否定せずに聞くことが大切です。
練習の疲れ、指導者との関係、友達とのトラブル、ほかにやりたいことがあるなど、理由は子どもによって異なります。
一時的な疲れなら休養で気持ちが変わる場合もありますし、環境が合わないなら移籍が選択肢になることもあります。
親の期待を優先せず、子ども自身がどうしたいのかを尊重してあげたいですね。
少年野球で家庭崩壊を防ぐために
少年野球は、子どもが仲間と協力することや、目標に向かって努力することを学べる素晴らしいスポーツです。
私自身、野球経験がなくても、息子や娘が一生懸命プレーする姿を見るたびに、少年野球の魅力を感じています。
ただし、子どもの野球を応援するために、家族全員が無理をする必要はありません。
少年野球で家庭崩壊を防ぐために、特に大切だと考えるのは次の7つです。
- 夫婦で野球の優先順位を話し合う
- 送迎や当番の負担を一人に集中させない
- 野球以外の家族の休日も確保する
- 道具代や遠征費の予算を決める
- 子どもに自主練習を無理強いしない
- 保護者同士の付き合いで無理をしない
- 必要なら休部やチームの変更も考える
野球に熱心なお父さんやお母さんの気持ちは、私にもよくわかります。
だからこそ、家庭への負担を見過ごさず、家族みんなが納得できる形で少年野球を楽しんでほしいと思っています。
子どもが大人になったとき、試合の勝ち負けだけでなく、家族で応援した時間も楽しい思い出として残っていたらうれしいですよね。
少年野球で一番大切なのは、勝つことだけではなく、子どもが野球を楽しみ、家族もその成長を喜べること。
これからも未経験パパとして、子どもたちと一緒に少年野球を楽しんでいきたいと思います。
